非常に楽しくやらせていただきました。
実年齢に近い役を演じる機会があまりなかったので、そういう所も含めてとても楽しみながら演じさせていただきました。
ライバルなど張り合う相手がいる役をやったことがなかったので、キャラクターの性格も含めて演じるのが楽しかったなあという印象があります。
――斉木というキャラクターについては？
近くに居たら面倒くさいのかなぁと（笑）
いちいち僕が言ったことに突っかかってきたりしそうですよね。心の中でいろんなこと考えている人なんだろうなあって思いました。
平和主義者の僕としては、争いたくない相手ですね（笑）

凄くリアルなお話でした。
職種が違うから休みの日が合わなかったりするあたりは共感できて、演じていて凄く楽しかったです。
お相手が間島さんだって伺った時も、「間島さんなんだ、嬉しいな」という気持ちでした。
勝手を知っている仲というか、ご一緒させて頂く機会が多い先輩なので、本当に嬉しかったです。
佐藤というキャクターについては、一生懸命だなあという印象を受けました。
僕は彼みたいに気持ちをストレートに伝えるほうじゃなくて、変化球を駆使してどうにかやっていこうというタイプなので、彼みたいな直球な人間にはちょっと憧れたりしますね。

収録自体、本当に楽しかったです。
アニメやアテレコはタイミングがあって、向こうのお芝居に合わせて寄り添っていく部分が多いんですけれど、こうしたドラマＣＤでの掛け合いのお芝居が僕は非常に好きです。
漫画を読みながらキャラクターの気持ちをどう表現していくか作り上げていくのが凄く面白くて、楽しいです。
それと今回、憧れの大先輩とお仕事できたので…。
楠「いいよ、もう（笑）」
（笑）。
大人の恋愛っていうのも、なんかいいですね。
熟しても、ドキドキする気持ちはあるんだなっていうところが見えました。
でも、近衛は一番長く付き合っている人への想いに気付くのが遅い！
一同「（笑）」
もしかしたらその付き合っていない期間が大事なのかもしれないですね。
長い時間を改めて振り返って、本当に必要な人なんだって気付けたっていうことは、恋愛をして培ってゆく関係とはまた違った見つめあい方ができるのかなと思います。
そうやって友人関係のお付き合いの長さが恋愛に転じるのは面白いなと思いました。

お話はストレートな裏表のない普通の男女の恋愛みたいで、共感する部分がいっぱいあって、役にもすんなりと入れました。
相手役が、昔の同じ劇団で何十本も一緒に芝居をした川田君だったので、それも楽しみでした。
広瀬というキャラクターも裏表がないような役で、近衛のことを昔からずっと想っていたところとか、本当にありそうなリアルさが演じやすかったし、楽しかったです。

僕と前野君が演じたところに関しては、ライバル関係というところが一番聴き所になるんじゃないかと思います。
普通の恋愛関係とかで起こるケンカもあるんですが、そこだけじゃなくて、お互い張り合いたいとか負けたくない気持ちから起こってくるものもあって。そういった部分が聴きどころかなと思います。

回想シーンが多くて、本編中に過去の回想が何回か出てくるんですが、それぞれが強く描かれているんです。
高校時代のライバルの逸話などが所々に散りばめられているので、全体的に飽きずに聴けるんじゃないかなと思います。
是非、全体を楽しんで頂きたいなと思います。

それぞれの役と実際の関係性のシンクロ率が高かったので、そこがお芝居にも反映されていればなあと思います。
楠「別に愛してなかったけどなぁ〜」
一同「（笑）」
気付いてないだけですよ！
間島「そろそろ気付くんじゃないですか（笑）」
（笑）。でも本当に楠さんは二十年という時間を共有した相手なのですごく思い入れがありました。

過去のシーンと、現在のシーンと、モノローグのシーンと色々あるんですけれど、そこが要所要所に入ってくるのが演じていても楽しかったし、それが皆にどう聞こえるのかなっていうのが気になります。
本当に川田君とは二十年くらいの付き合いなので、そういうシンクロしている部分が反映されていたらいいなっていうのもありますね。
川田君の相手っていうことで、先輩として僕は思いっきりやれたのかなって、今考えています。
川田「（笑）」
その辺は僕も楽しみにしているので、聴いて確かめようと思います！

某モンスターをハンティングするゲームがあるじゃないですか。あれは未だにしつこくやっているので、それですかね。
川田「誰にも負けないの？」
どうですかね〜、あれハンター同士で戦うわけではないので…。
でも、そこそこの腕前なんじゃないかなぁと思うくらいやりこんでます。
川田「何時間くらいやってるの？」
う〜ん、今出ているやつで500、600時間くらいですかね。
川田「へぇ〜」
楠「それがどれくらい凄いのかがよくわからない（笑）」
川田「1日24時間だから人生の結構な部分を…」
楠「そこまで大部分ではないだろ！（笑）」
シリーズ総計でいくと3000時間くらいやってるんじゃないのかなあと思います。
川田「今まで人生の何割かはゲームしてるってことだよね」
そういうことになりますね〜。

これは色んな所で言ってるんですけど、７つボールを集めると竜が出てきて願い事を叶えてくれる作品が凄く好きで。その作品の知識とかそういったものに関しては、あまり負けたくないですね。
一同「へぇ〜！」
なので、詳しい方とはいいバトルができるんじゃないかなと思います。

いやぁ負けますって！
一同「！？（笑）」
誰にも負けないなんてことはないですよ！
楠「あるじゃん。物凄い絶壁を登ったりするじゃない」
声優業界内限定になりますけど、ボルダリングを一生懸命やっているので、業界ナンバーワンくらいには登れるんじゃないかなと思っています。

結構ね、声優業界でもすごく汗かきな人いっぱいいるんだけど…、その中でも本当にチャンピオンですね。王様級です。それは負けません！　誰にも！　誰にも負けない！
前野「新陳代謝…代謝がいい！」
でもなぁ、それじゃダメかな…。
川田「いや、いいんですよ！負けないことなら。例えそれが恥ずかしいことだろうと…」
一同「（笑）」
恥ずかしいことってなんだよ！（笑）
まぁまぁ、新陳代謝の良さですかね。

ファンの方は絶対に原作を僕よりもたくさん読んで、愛していらっしゃると思います。
本当に皆さんのご期待に添えたかどうか未だに不安なんですけれど……許してください（笑）。
一同「後ろ向きすぎる！（笑）」
楠「ネガティブ王じゃん！」
川田「そこだよ、誰にも負けないところ！」
勝ってるけど負けてるっていう（笑）。
皆さん何とぞ宜しくお願いします。

２組のカップルが登場していまして、４人ともそれぞれ個性的なキャラクターなので、きっと楽しんで頂けると思います。
ぜひドラマCDと、そして原作と、２つとも楽しんで頂けたら嬉しいなあと思います。

皆、全力投球で魂をこめて演じました。きっといいものになっていると思います。
…だから、そんな不安にならなくて大丈夫だよ（笑）
一同「（笑）」
前野「ここでフォロー入れますか！（笑）」
間島「（笑）。全力ではやりました！」
そうやって作品を現場で皆と良いの悪いのってワイワイと作って、皆さんにお届けできることが本当に嬉しいです。
無事に皆さんのお手元に届くことを願っています。
そして楽しんで頂けるのを切に願います。

メンバーもみんな面白い人たちばかりで、そういった意味でも楽しい作品です。
僕自身も川田君との掛け合いがどうなっているのか楽しみで、その辺りを玩味しながら楽しんで頂けると面白いのかなあと思います。
僕も発売を心待ちにしているので、皆さんもご購入された暁には、ツイッターやブログで盛り上がったり、感想を頂けると嬉しいです。