登場人物がなんていうか、ちょっと問題のある人たちなんですけど、彼らが、話が進むにつれてうまくハマっていくので、「よくできたお話だな」と思いました。読んでいて楽しかったです。
ただ設定が……女王様で（笑）
羽多野「（笑）」
なかなか普段はやらないキャラクターなので、ちょっと緊張した部分はありましたね。
でも収録では思ったよりも引っかからずできました。何より現場の雰囲気がすごく良くて。なんだか優しい空気の中収録できたので、とても楽しかったです。

“優しい空気”っていうのはマジ兄がいるからです（笑）
間島「よせやい、照れるぜ」
マジ兄がいる現場で、ギスギスとかないです（笑）。マジ兄には癒しパワーみたいなものがあるんですよ。
間島「（笑）」
（一同笑）
業界の七不思議のひとつです（笑）。
シナリオは、とても読み応えがあり、テンションが高くてテンポも良かったです。
主人公２人が決してマイナス思考ではないんですよね。だからこそ、「病に犯されているんだ」と言いながらも、２人の心が１つに重なっていく。そういうところが、演じていて楽しかったし、収録もスムーズにいってよかったなと思います。

さっき羽多野くんも言っていましたが、ネガティブじゃないところかな、と思います。
同姓を好きになってしまうことって、ネガティブに捉えがちな問題で、こういうドラマＣＤのキャラクターでもそういう風に捉えるキャラクターって結構いると思うんですね。
でも、この２人にはそういうネガティブさが無かったので、すごくテンポ良く聴けるのが何よりの魅力ではないかと思います。テンポの良さと楽しく聴けるっていうところをポイントに聴いてほしいです。
力を入れたところは、僕は普段わがままなキャラクターをあまり演じないんですけど…
羽多野「そうなんだ（笑）」
どっちかって言うと僕が我慢する役の方が多くて（笑）
（一同笑）
だからその部分は力を入れましたね。「俺、わがままになんなきゃ！」って（笑）
是非めったに無い僕の我儘なところを見ていただきたいなと思います。
――演じにくかったですか？
思ったとおりにやらせていただけたので比較的やりやすかったですけど、僕の生来の行き方とは違うので（笑）。そういう意味では楽しかったけど、難しかったです。

聴き所は全てです。というのも、僕らだけではなく、僕らを取り巻く他のキャラクターにも注目していただきたいからです。飯島は本当に可愛く演じてくれましたし、中村もとても儚くて！
間島「そうだね（笑）」
そういうところも含め、随所に聴き所がありますので、コミカルなシーンも甘いシーンも全て聴いていただきたいなと思います。
力を入れた場所は、しいてあげるならば、今左肩が今すごい痛いんですよ（笑）。
間島「本当に力入れたとこじゃん（笑）」
本当に力を入れたとこです（笑）。左手で台本をずっと持ってたんですけど、ピキってなったんですよね。
キャラクターと僕の体格にも差があるので、そういう意味で、左肩に力を入れて演じました（笑）

「全ての恋は病から」ということで、“恋”だけでなく症候群とか、いろんな病がこのお話では出てきましたが、聴いてる皆さんにも、そういうところが一つや二つ、あるのではないかと思います（笑）
これを聴いて、ぜひ挫けず、「病にかかっていることは悪いことじゃないんだよ」って感じていただきたいです。それこそ“恋の病”なんてかかった方が、世界が広がるわけですし（笑）
（一同笑）
羽多野「恋はするものでなく落ちるものですから！　病ですよ」
人が言うと面白いね（笑）
羽多野「（笑）」
恋愛だったら必ず相方さんがいるわけですし、違う病でもこの作品みたいに、自分に合った相方を見つけたりしながら、うまく付き合っていけたらいいんじゃないかなと思います。ぜひこのＣＤを聴いて、勇気を持ってその病と付き合ってください。

人それぞれいろんな「無くてはならないもの」とか、「しなきゃいけないこと」とか……
間島「恋の？　恋の何…？（笑）」
恋の病もね（笑）ってなんで言わせるの！（笑）
間島「言ってほしいなと思って（笑）」
恋をすると、自分の視界が華やかになるみたいな、今まで見たことない世界が急に見えるようになるので、こういうキャラクターを演じられて非常に楽しかったです。
皆さんの中にも僕みたいに二次元愛に溢れていて、これは病気じゃないかと思ってる方もいるかもしれません（笑）
それに、そういうグッズが部屋に溢れていて「片づけられない病」でもある！（笑）
間島「捨てられないアイテムばっかりだもん」
そうなんですよね。だから、こんな僕でよかったら是非これからも応援よろしくお願いします（笑）
（一同笑）