CRITICAL LOVERS
■キャラクターの感想・収録の感想
■お勧めポイント・聴き所
■学生時代の夏休みの思い出
■ファンの方へメッセージ
<上写真>
★左より、川原慶久さん、梶裕貴さん、安元洋貴さん、武内健さん
 
キャラクターの感想・収録の感想
水野千尋役・・・・梶裕貴さん

水野くんは、ぱっと見のキャラクターのイメージは、大人しい感じなんですけど、実際は少し違った芯のある子だと思います。
元々男の人が好きな子でも無く、あまり恋愛経験の無い子が男性に惹かれていくというのが、水野くんが持っているコンプレックスと真逆の位置にあるものな気がするんですけど、そういうのが改善されていったり、人を好きになっていくところが面白いと思いますので是非聴いて頂きたいなと思います。
聴いていただいて、その過程みたいなのをちゃんと感じてほしいですね。

・鷹藤志信役・・・安元洋貴さん

僕の演じた鷹藤さんは多くを語ってしまうと大分この作品のネタバレになってしまうので1番何も言えない人間なんですが(笑)
1つ言うと見栄っ張りの男が、とある1個の事件で目が覚めるといいますか…。1本のお話の中ですごく落差がある役だったんです。それが演じてて楽しかったですし、うまいこと表現できて形になっていればいいなと思います。
収録では梶が相手だったので、コミュニケーションは普段からとれてるので、お互いが思いやりながらやれたのでストレスフリーでした。
例えば、絡みのシーンでも梶がキスの音をどこで切るかとかもちゃんと分かったし、俺のモノローグの後ろで息を入れないといけないところも、梶が気を使って息を長くしてくれたりだとかが、演じていて「あーやりやすいなぁ」って思いました。

・観鳥晶役・・・武内健さん
原作も読ませて頂いたんですけども、今回のCDドラマで言えば観鳥のパーソナルな深い部分がまだ出てきていないので、何をお腹の中に隠しているのかっていうのが気になるところではあります。それはまた、今度という感じだったので、ちょっと残念でした。
あ、そういえば、関係ないんですけど痴漢にあったことあるんですよ!
(一同笑)
梶「ほんとに関係ない!(笑)」
僕は水野ほどピュアじゃなかったんで、無事だったんですけど(笑)…痴漢は良くない!!
(一同笑)
安元「そらそうだ」
川原「ダメ、絶対!」
梶「ダメ、絶対!(笑)」
うん、絶対ダメ!(笑)
梶「いや、どんなメッセージですか(笑)」
安元「収録の感想だ!」
うん!
梶「ああ、収録してそう思ったっていう(笑)」
うん。
安元「痴漢は良くないと」
うん、これは良くない。
安元「心が弱い人だと人生変わってしまうからなー」
本当です。トラウマになりますからね。だめです!
梶「て言うか、なんの話ですか(笑)」
(一同笑)
安元「川原さんの話だよ」
川原「え!?俺!?いつの間に俺になったの!?」
安元「キャラクターについての感想と本日の収録の感想をお願いします」
梶「スムーズにきてます(笑)」
・高村春路役・・・川原慶久さん
キャラクターに関してなんですけども、観鳥さんと同じく何があったのかが詳しく述べられていないキャラクターなので、出てきたときの所作や行動で類推していくしかない部分がありました。
“クールで、あまり感情が表に出ないタイプ”っていうキャラクターなんですが、そうい奴にこそ逆に、何かあったときに出てくる感情が光ってくるタイプなんだと思うんですよね。本編で何があったのか詳しく言えないんですが、辛い境遇にある人のために行動を取ることができる辺り、実は胸に熱いものを秘めている奴なんだと思ってます。そういう部分をうまく演じられていたなら嬉しいですね。
 
お勧めポイント・聴き所
・梶さん

もちろんお話上盛り上がるシーンはたくさんあるんですが、僕的に聴いて頂きたい、演じていて楽しかったシーンっていうのが「水野が泣くシーン」です。それをやっているときが楽しかったというか、より水野にシンクロできたなと感じるお気に入りのシーンなので、そこを意識して聴いて頂けたらなと思います。

・安元さん

自分的にはキャラクターの性格の落差です。本当は一生懸命見栄を張っていたと思うんですけど、それが壊れたときの男の子の可愛らしさとかが演じていて楽しかったです。
あと、梶も言っていましたけどよく水野が泣くんですよ。そして泣くたびに揺さぶられるのは僕の性格的にも嫌いじゃないんで、「ああ、めんどくさいヤツ捕まえちゃったな」とか思いつつも楽しかったです。
あと「巨乳が好きだ!」ってあんなに大声で叫ぶこともなかなか無いですし…
梶「無いですよね(笑)」
あと、「ローション!?」ってあんなにはっきり言うことも…(笑)
梶「シーンとしては、そこまでギャグなわけじゃないんですけどね(笑)」
ね。マジでやってるんですけど(笑)そういう単体で、マジだけどギャグっぽいっていうところがぽろぽろあってそれをどう料理するかを考える作業もすごく楽しかったんで、聴きながらそういうポイントを見つけて下さると嬉しいです。

・武内さん

今回のお話は水野と鷹藤のお話なので、その2人を中心に是非楽しんで頂きたいなと思います。
あとは、聴いて下さる皆さんが自分の好きなシーンを見つけて下さればと思います!

・川原さん

大変真面目な話が続いてるので、真面目に話を終えたいと思うのですが…(笑)
シーン全体を引きで見てみると、ものすごくシリアスなんですよ。でも、狭いポイントだけを抜きだしてみると「お!(笑)」っと思わず笑いがこみ上げてくる……『アップにすると喜劇だよな』って部分が結構あるんですよね。なんというか高校生の等身大のあくせく感がよく出てるなぁと…
 安元「(しんみり)若さですよね…」
(一同笑)
うん、若さ(笑)歳の話するのも何なんですけど、僕が30代になって失ってしまったピュアさが要所要所にあって、それが僕らとしてはとてもコミカルに見える。そういうところを皆様に感じて頂けたらなと思っています。

 
学生時代の夏休みの思い出
・梶さん

この質問を見て、部活だとかいろいろ思い出がめぐってきましたが、いろいろありすぎて…(笑)夏休みじゃないんですけど、僕は空が好きでして、高校のときに文化祭でカラオケ大会があるんです。そのときが夕方だったんですけど、そこの野外ステージに立って、ステージの下にお客さんがいて…そのときの空がすーごくきれいで、めちゃくちゃ覚えていて。 いろんな学生時代の楽しい思い出はあるんですけど、その空が1番ぱっと思い浮かびましたね。

・安元さん

中高時代の夏休みの思い出は、汗をかいていたことしか無いです。
バンドをずっとやって、バンドが無い時はずっと部活をやってて、勉強は「なにそれ?」って感じでした(笑)ずっとやりたいことばっかりやってましたね。やりたいことを自分の思うがままにやっていましたし、人生で1番幸せだったな…
(一同笑)
梶「えぇ!?今は!?(笑)」
今も幸せなんだけど、なんか質感が違うって言うか…。
梶「それはわかります」
川原「うん、わかる」
ノープランで先も何にも考えないで、自分の好きなことをやってるってすごく幸せなことだし、それは学生にしかできないことじゃん…。だめだ!こんなこと若い子が聞いちゃだめだ!
(一同笑)
川原「すっごいわかるんだけど、しんみりしてきた(笑)」
と思うとね、今も当然仕事もできて好きなことで飯食っていけてすごく幸せなんだけど、あれはあれでものすごい幸せだったんだって今再確認しましたね。
武内「今は責任感がね」
そうそうそう。それはそれであって楽しいんだけど、無い楽しさってまた違うから。それがまさに若さなんだろうけど。歳をとったもんです…
(一同笑)

・武内さん

僕も特別何かっていうものは無いんですけど、毎日遊んでときどき勉強したりっていうね。本当に特別な事件があったり、空がきれいだったりしたことは無いんですけど(笑)
(一同笑)
わくわくしたりとか、くたくたになるまで遊んだりとかした思い出は、やっぱりそのときにしか味わえなかったものだなって今になって感じます。今はもう同じように1ヶ月休みだよって言われて遊ぼうと思っても多分……身体がついていかない…
(一同笑)
あの頃のようにはもう…(笑)
梶「なんかさ!おかしいよこのトーク!巻末のトークから思ってたけど!なんかセンチメンタルな感じになっちゃうんだよ!(笑)」
川原「なんか鼻頭が熱くなってきた。どうしたらいいのこれ(笑)」
安元「ジュブナイルなぁ…」
梶「昔に戻りたいよなぁ…」
川原「戻りたいね…戻れるものなら…」

・川原さん

夏の思い出って結構色褪せていくものなんですよ。僕ももう高校時代の夏休みなんて十数年前のことですから。けど色褪せたものを取り除いて残っている部分を見てみると、すごい楽しかった思い出とかしか残ってないんです。
俺は身体が弱くて療養で1年間だけ山形にいたんですが、そのときの山形の夏ってのがえらい暑くて、セミはたくさんいるし、田んぼには青い稲が大量に茂ってる、太陽は向こうの山からギラギラ照り付けてるっていう中を、ひたすら歩いて神社のある山を登ってみたりだとか…。
身体弱かったけどそこで俺の身体は一大転機を起こしたらしくって。あの夏を機に俺の身体は健康体になったんですよね。やっぱりなんかあったんでしょうね、若い力というか。
CDドラマって、大体室内で聴くと思うんですけど、皆さんも、もう少し生命力を浴びるという意味で、これを携帯音楽プレーヤーに入れて屋外で…
安元「これを!?(笑)」
武内「音漏れ怖い(笑)」
安元「そうだよね、音漏れ怖いよね(笑)」
いや、これ発売する時期って夏じゃないですか。7、8月の照りつける太陽を浴びながら、健康的にこのストーリーを聴いたらまた何か違ったものがあるかもしれない(笑)
梶「電車とかで漏れても困りますよ(笑)」
要はエクストリームBL視聴というものを一回やってみて頂けたらと思っている訳ですよ(笑)夏の話だしね!(笑)
(一同笑)

 
ファンの方へメッセージ
・梶さん

このインタビューからもわかるように非常に和やかな(笑)雰囲気で収録を行われまして、楽しく、でもちゃんとやるときはやるぞ!という充実した収録だったと思います。
僕達もすごく楽しんでこのお話を演じることができましたので、皆さんもきっと楽しんで頂けると思います、何度も聴いて頂きたいです。

・安元さん

1粒で2度おいしいという言葉がありますが、2度どころじゃないくらい細かくピークがいっぱいあって飽きずに聴いて頂けるんじゃないかなと思います。あと梶も言った通り、皆ストレスフリーで楽しくにこやかに収録できたので、そういうテンションも作品に乗ると思います。僕らの真面目に楽しんでやったテンションが皆さんの元に届くと思いますので是非是非楽しんで下さい。

・武内さん

水野と鷹藤の本人たちはすごく一生懸命で、傍から見れば微笑ましかったりちょっとイライラしてみたりっていうそんな青春を詰め込んだようなCDになっていますので、是非生暖かい気持ちで聴いてみて下さい(笑)
梶「暖かいじゃないんだ(笑)」
川原「生暖かいなんだ(笑)」

・川原さん

一回聴いて面白かったなと思って頂けたら、また1ヵ月、2ヵ月と時間をあけて聴いて頂けると、きっとまた面白い発見があるような作品だと思います。繰り返しきいて頂けたなら嬉しいです。

 
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本編のテンションをそのまま引きずった
インタビューになりました!
こういう楽しい雰囲気で
本編ドラマも楽しんでいただけます。
初恋を手探りで頑張る二人の可愛いお話です。
ぜひお聴き下さい!