ほんと野獣2
■シナリオを読んでの感想、収録の感想

■聴き所、力を入れた所

■ファンの方へ一言
<上写真>
★上段左より、金野潤さん、遠藤大智さん、竹内良太さん、大原崇さん、小宮山絵理さん、渡辺明乃さん、ふくまつ進紗さん、山口亨佑子さん
★下段左より、下野紘さん、中村悠一さん、柿原徹也さん、三宅健太さん
シナリオを読んでの感想、収録の感想
・後藤田輝役・・・柿原徹也さん

「ほんと野獣2」があるというお話をいただいて、本当に嬉しく思いました。
ヤクザと警察官という関係性、二人の世界観にまた触れられるのが楽しみでした。またこのメンバーでやれたのも楽しかったですし、いろいろよみがえってきました。
実際に作品の方もすごくいい感じに仕上がったんじゃないかと思います。

・上田朝春役・・・中村悠一さん

前回やってますからね。一から人間関係を組み立てていくものではなかったので、前回のを思い出せればやりやすそうだなと思いましたが……。
(一同笑)
僕はそういうやり方をすることが多いんですが、一回やった作品を次回自分ができるとも限らないじゃないですか。この役は俺のものだって思いすぎるのもあれですし、その時その時の一期一会で取り組ませていただいているんです。
なので、今回も続編を想定してやってはいなかったので、また出会えたってところは嬉しいですけど、役を思い出すのが難しかったです。確か上田はフラットな役作りをしてたけど、音としてどこを使ったかな、って考えました。
1と2の間にお話としての年数経過がそんなになく、声を戻さなきゃいけなかったので、そこのところが難しかったです。
収録は楽しかったです。やっぱりお話的にシリアスなところはありますけど、重たいわけではなく、前回よりヤクザ度が減っているので。前は親分さんと話すシーンとか怖いシーンとかもあったのですが、それに比べると今回はもっと身近な日常的なところを描いていて、後半に関しては弟の話だったので、自分としては楽しく、あまり突拍子もないことをやらずにやらせて頂きました。

・山瀬役・・・下野紘さん

僕も本当に久しぶりだったので、どんな感じだったかな、とシナリオをもらった時に思いました。でも山瀬はそんなに癖がある役でもなく、一般人代表というか、上田の先輩という設定ではありましたけど、そんなに大人大人してなかったよなと思い出して、ほとんど自分に近いような感じで素直に演じさせていただきました。
なので、周りのキャラクターが濃いので、影が薄くなってしまうんじゃないかとひやひやしていますが、3巻が出るときには、ぜひ一般人代表としてまた参加したいです。
そしてできれば、恋とかもしてみたいな、なんて思います。
中村「滝米花がいるよ」
うん、俺もちょっとそれ考えたんだけどね(笑)
でもそうなると、場合によってはアドリブ合戦になるから、原作と違う方向に進んじゃうかなって。でもおまけストーリーとして、逆に山瀬が滝米花を攻めるという……
三宅「お断りだ」
攻めたいなー、三宅さんを。
三宅「勘弁して……」
(一同笑)
ま、何かしらあったらいいなと思います。

・滝米花役・・・三宅健太さん

結構間が空いているので、正直な話、多少記憶が曖昧になっている部分もあったんですけど、この作品はBL作品だけれど長屋的な雰囲気といいますか、昔懐かしいホームドラマ的なドタバタコメディ要素がすごくあって、すっと入っていきやすかったなって思います。今回も楽しくやらせてもらいました。
昨今僕、よくやるんですよ、ヤクザ役。ヤクザとか極道とかマフィアとかやらせて頂いているんですが、滝米花だけはちょっと特殊ですね。遊ばせてもらっているというか、無理くり遊んでいるというか……。せっかく滝米花の声やらせていただいてますから、ちょっと滝米花君をアピールしたいなという、本当にそれだけなんです。
(一同笑)
決して自分が目立ちたいとかってことじゃないんです! 彼だって生きてますから(涙)
……なんで泣いてんだ、俺は(笑)
下野「すごいアピールできてると思いますよ、ボクから見れば(笑)」
そんな感じで今回もやらせて頂きました。

聴き所、力を入れた所
・柿原さん

できれば「ほんと野獣」1を聴いた後に続けてこの2を聴いて、1と2の間の空白の時間に何があったのか頭の中で想像していただきたいですね。二人の距離感がどれぐらい近づいているのか、感じてもらえると嬉しいです。

・中村さん

聴き所は……
下野「Hシーン、Hシーン」
Hシーンかな、いや違うな(笑)
まあ僕は三宅さんかなって思います。
(一同笑)
シナリオがわりと原作のセリフに忠実に作ってあるので、細かいところも一緒なんですよね、セリフが。そんな中滝米花は違っていて、漫画と違うセリフになってたり、広がりが出てます。
そういうところをぜひコミックスと見比べながら聴いていただけると面白いんじゃないかな、と思います。

・下野さん

山瀬的には、一般人だったらこういう反応をするよね、っていうところに共感してもらえればと思います。

・三宅さん

滝米花にしろ、山瀬にしろ、脇役も頑張っておりますが、1に比べて、主役のお二方のこのラブラブっぷりときたら! まあなかなか差し挟めないですね、外部からでは。
いつの間にこんなツンとデレを繰り返すようなラブラブになったのか。ごちそうさまでした、みたいな。
(一同笑)
あんまりBLでそう思ったことないんですけど、お腹いっぱいだよ、2人のラブラブはもう分かったよ、っていう感じです(笑)。
この2人の会話をぜひぜひ聴いて、聴いてる方も「あらあら幸せそうね、ごちそうさま」って思っていただけたらと思います。そういう意味で、この2人の会話が聴き所です。

ファンの方へ一言
・柿原さん

「ほんと野獣」ファンの皆さん、とうとう2が出ることになりました。応援してくださった皆様と原作の先生方、スタッフの皆さんのおかげです。
僕らも期待に負けないように、今度は3に向けてまた頑張らなきゃと思っています。これからも「ほんと野獣」をよろしくお願いします。

・中村さん

比較的ライトなお話ですし、前作を知らなくても楽しめる内容になっていると思います。軸になる人たちが変わっているので。なので、ここからでもいいので聴いていただいて、1に戻っていただいたり、原作を読んでいただいたり。
もちろん原作を好きで聴いていただいている方もいると思うんですけど、「イメージが違ったな。滝米花がおかしいな」という苦情は全部フィフスアベニューさんに……
(一同笑)
我々の方には直接持ってこないで(笑)
ぜひ皆さんの声も聴かせていただけると嬉しいなと思います。

・下野さん

第2巻にも山瀬はいたよっていうところで、いなくなってなくてよかったなと思いました。
内容としては、なんだかんだ言いながら聴いているこっちが恥ずかしくなるほど甘々な話になっています。
そんな中で、さらに面白さというかアドリブも入れている滝米花、そして濃い内容の中、小休止という風に思っていただけるように存在している山瀬がいます。
隠れ山瀬ファンの方、ぜひとも僕にファンレターを下さい。
中村「自分宛でいいの?」
いいよ。
中村「苦情も来るよ?」
苦情も……受け付けます(笑)。
とりあえず山瀬頑張れって思った方は、ぜひともご一報ください。そして3に出られたらまた頑張りたいなと思います。

・三宅さん

「ほんと野獣2」、出られて本当に嬉しく思っております。
みんな言ってますけど、ラブラブしてます。珍しいですね、こういうほっとする話は。
だんだん僕も年齢が上がってきまして、こういうじんわりとした人情話がいいなと思う年になりつつあります。当然、若い方も聴いていただいてほっとする作品に仕上がっていますので、ぜひぜひ聴いていただけたらと思います。滝米花も頑張ってるぞ!

前作から時間が経っていたので、
キャラクター作りに不安が
あったとのことですが、
収録が始まると皆さんばっちり!
和気藹々とした雰囲気が
そのまま作品にも表れています。
前回よりラブラブ度もパワーアップ!