ドラマCDは絵がないので、声で表現しなければいけない部分が多いと思うのですが、遊佐さんが細かいアドリブを入れてくださったので、それを感じながら演じることができました。
特に、譲が風邪をひいて寝込んでいるシーンで、鷹尾がベッドサイドにしゃがんで、タオルを絞って、それを譲の頭に乗せる、という一連の動作が台本に書かれているところがあったのですが、それを声で表現するってすごく難しいことだなぁとシナリオを読みながら思っていました。でも実際に遊佐さんの演じる声を聞いていたら、遊佐さんの動きが見えてきたんです。
「あ、今しゃがんだ」、「タオル絞ってる」、「頭に乗せてくれた」というのを受け取って、「はぁ…」と息を出したら、遊佐さんが「よく分かったね」って言ってくださって、それが個人的にすごく嬉しくて!
遊佐さん:SE(効果音)って書いてあるから、SEに任せようかと思ったんだけどね(笑)だいたい、SEって一言くらいしか行動が書かれていないことが多いんですけど、そのシーンは、すごくたくさん書かれていたんですよ。
そうですよね。これは大変なシーンだ!と思いました(笑)
遊佐さん:僕も最初にシナリオみて、難しいと思ったところだった(笑)
でも、それをアドリブで丁寧に表現されていたので、受け取り側として演じやすかったです。
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