叶先生のすべて
叶先生のすべて
■収録の感想
■このCDのお勧め、注目ポイント
■ネガティブかポジティブか
■ファンの方へメッセージ
キャスト写真1
★写真・左より、羽多野渉さん、寺島拓篤さん
収録の感想
・日高唯人役・・・羽多野渉さん

非常にダイナミックな収録だったなと思いました。長い時間かけて少しずつ録っていくという方法もあるんですけど、ディレクターさんが、気持ちが繋がっているうちに次々録っていって下さる方だったので、そういう意味では会話のテンポとかやりやすかったです。
あと、相方にも恵まれてよかったです。
寺島:よせやい(笑)。
羽多野:今日もスタジオに入る前に、カフェでバッタリ会ってしまいまして。
寺島:まぁ、僕は確実にいると思ってましたけどね(笑)。
仕事のみならずプライベートでも付き合いのある仲のいい寺島君とだったので、ほんとにやりやすかったです。

・叶歩稀役・・・寺島拓篤さん

とても楽しくやらせていただきました。こういうライトなノリの作品というのは、やっていて楽しいですし、落ち込んでも必ずハッピーエンドが待っているので、演じている気持ちとは別に俯瞰で見ている僕は、最後まで安心して楽しくやりました。
叶先生はかなり浮き沈み激しかったですけど、その振り幅もどれくらいつけてやろうかなーとか、叫び出す所もどんな風にしようかな、全部同じじゃつまんないしなと思って、色々考えながらやることが出来て楽しかったですし、それを受け止めてくれる羽多野くんがすごく大きな器で受け止めてくれて……って、普段の会話と同じ感じでしたけどね
羽多野:(笑)。
ほんとに僕が適当なことばっかり言うので、羽多野くんはいつも大変な思いをしているんだろうなと思いながらも結局甘え続けているので、実際の関係性も叶先生と日高に似ているのかもしれないなと思いました。

 
このCDのお勧め、注目ポイント
・羽多野さん

変幻自在な表現力で叶先生を見事に演じきっている寺島君のお芝居だと思います。
ドラマCDの表現とコミックスの表現の違いを楽しんでいただくのが一番じゃないかと。
音声表現は、一人の人間の繋がった感情という意味で、立体的に人間を捉えているんですけど、コミックスはコマごとに表情が極端に変わるような描写もあって、そのいい間を見事に寺島君が表現しています。
叶先生のキレ芸みたいなのが面白かったです(笑)

・寺島さん

コミカルな展開を、音声とコミックスの違いを楽しみつつも、原作が持っているテンポ感を出せるように僕らも考えました。
叶先生は確かにどう考えても不安定な人なんですけど、こいつ大丈夫か?ってリアルに心配な感じにならないように、気をつけました。
あと羽多野くんの大自然のような全てを受け止めてくれる包容力…って、なんか褒めあうみたいで気持ち悪い感じになっちゃいましたね(笑)
羽多野:確かに気持ち悪い(笑)。
この受け皿があるから自由にやれたので、二人の掛け合いをぜひ聴いてほしいです。
あと、松岡禎丞くんのなかなかない低い声のローテンションのお芝居。
羽多野:そう! 最初僕より先輩って書いてあってびっくりしました。「榎本さん」見事だったよね。
松岡くんは、可愛い系の少年って印象が強かったけど、こういうのもできるのか、すごい!と思いました。
それも聴き所の一つかなと思います。

 
ネガティブかポジティブか
・羽多野さん

ケースバイケースというか。どっちもあるんですけど、逆にマイナスな事が起こった時の方が、ポジティブになれます。
もうどん底なので、これ以上はないだろうと。ここからだったら上しか見れないなって感じで。なので、悪い事が起きたら、ポジティブになります。
逆に、いい事が立て続けに起こると、どんどん不安になります。もちろん、不安だから、その不安を解消する為に努力するっていうのはありますけど。
ライブ前の楽屋の俺、みたいな(笑)
もうボロボロですから!何にも出来なくて、わーーー歌い出し忘れちゃった、みたいな。練習するしかないんですけど。
なので、どっちも併せ持ってますね。

・寺島さん

どっちも併せ持っているという点で言えば、僕もそうなんですけど、どちらかといえばポジティブになりました。
太陽みたいな先輩がいて、その人の傍に長くいたおかげで、見事にポジティブに転がりました。
昔はすごいネガティブだったんですけど、なんとかなるわ!って気持ちの方が強くなって。
そう思わないとやってられないというか(笑)
ライブだったり、イベントで歌ったり、そういうプレッシャーが多いのですが、ファンのみなさんは温かいからきっと大丈夫!っていうポジティブな考え方ができるようになりました。

 
ファンの方へのメッセージ
・羽多野さん

原作コミックスのファンの方にはもちろん楽しんでいただきたいのですが、自分達も楽しみつつやらせていただいたので、初めて作品に触れる方にもそういう明るく楽しいイメージを共有してもらえたら嬉しいです。
みなさんで叶先生を愛でましょう!

・寺島さん

かなりアップダウンの激しいジェットコースターみたいな感情の展開をしている叶先生と、それを見守る日高君という面白いコンビの会話ですが、二人の関係はジェットコースターではなく、穏やかな恋愛関係なので、優しく見守って欲しいです。
叶先生だけではなく、「叶先生のすべて」という作品の全てを楽しんでください。

*

色々な表情を持つ叶先生を、
寺島さんが原作を研究しつつ、
とても丁寧に演じて下さいました。
それをふわっと包み込む
日高役の羽多野さんの演技も注目です!
とっても可愛くて聴いているうちに
ニコニコしてしまうような作品です。
お楽しみに!