凄く久しぶりに春平を演じたんですけれど、長くやらせていただいているシリーズ作品ということもあり、すんなりと役に入ることができました。
出来上がっているメンバーたちでずっとやっているので、収録もすごく楽しみにしていましたし、ホームに帰ってきたような感覚でしたね。
収録は長丁場だったんですけれども、あっという間な感じもしていて、凄く充実した時間を過ごせたなと思います。

この作品はギャグ要素もあるけれど、ちゃんとラブコメ要素もあるところが個人的にすごい好きなんですよ。
またガチャガチャ動いている春平のキャラクターが可愛らしいじゃないですか。
なので、その子とまたお芝居で絡めるんだなぁって、台本をもらったときから嬉しかったですね。
現場も凄く好きなので、またこの現場があって本当に良かったなと思います。

僕は前回からの参加なんですが、この作品の高校生時代のわしゃわしゃした感じがとても大好きで。
ラブだけに終わらず、男同士の友情の部分もピックアップされていて、積み重なってきた友情が徐々に愛情に変わってゆくところがよく描かれているのがいいなって。
そんな素敵な作品に参加させていただけて凄く嬉しいですし、収録自体もとても楽しかったです。

久し振りの「妄想エレキテル」でした。
こうして何度も音声化されるというのは、本当に素晴らしいことだなと思います。
作品の力もありますし、聴いて下さっている皆様の応援のおかげでもあります。
こうやって何度もやらせていただいていると、キャラクターにも愛着が湧いてきますね。
欲を言えば、もっと喋りたかったかなって思いました(笑)。

今回は春平だったら葉神に、ふみだったらまゆちゃんに、という風にジェラシーの対象が出てきたので、お互いにヤキモチを焼いてすれ違うところをしっかりと聴いていただければ、今回のお話の核心に迫る事が出来るんじゃないかなと思います。

春平の男らしさですかね。
彼なりに一生懸命考えながらバタバタとしていくんですけれども、それが結果的に男らしくて、カッコいいなって思いました。
春平はヘタレで面白いところがピックアップされがちな子だと思うんですけれど、今回はそのカッコいいところを聴きこぼすことなく聴いてほしいなと思います。
そして今回、ふみにも事件があって、ぶれそうになるところもあるんですけれど、彼も踏ん張っていました。
いつもはどんと構えて春平のことをヘタレヘタレと言っている側のふみが、逆にヘタレだったりして。変な言い方かもしれないんですが、ちょっと女っぽい部分が出ていたかなと。
キャラクターのふり幅が今までより大きかったと思ったので、そこも聴きどころの一つだと思います。

安元さんも仰ってたんですけれど、今回は春平の持っている男らしさを感じるところが多かったです。
そして男らしさの中で、後半になっていくにつれて包容力のある子だなっていうのを感じました。
こうしてキャラクターの成長の過程が、1枚のCDの中で描かれているのってすごいなと。
ふみくんがやきもきしてしまって彼に感情を叩きつけても、それを真正面から受け止めて、そこから逃げない姿勢は、男として聴いていても「あ、いいやつだな」って思いました。
この作品を聴いている方は女性が多いと思うんですけれど、そこは聴いている方にも感じ取って欲しいですね。

今回は、より恋愛に焦点があてられたお話だったのかなと思います。
男性同士の恋愛ではありますが、すれ違いから起こる衝突や、お互いに嫉妬してしまうところなんかは、男女間の恋愛と変わらないんだなと。
聴いている方も共感できるところが沢山あると思うので、皆さんにもそのドキドキ感を楽しんで頂ければいいなと思います。

一番ショッキングだったのは、上京して初の一人暮らしで、初めて高速で動く黒い物体を見た時ですかね…。
安元「イニシャルGか」
イニシャルGです(笑)。もう…あの時は相打ちでしたね…。
一同「相打ち！？(笑)」
逃げられちゃってもうどこにいるかもわからなくなっちゃって！
とにかく某お部屋の殺虫剤を使いまくったら、翌日僕の喉も死んでいました(笑)

日々、毎日驚いています。
前野「一番！一番ですって！」
きっと今日よりも明日の方が驚くことがあるので…。そして明日より明後日…明後日よりもその先にね……
川原「あら素敵！」
前野「なんでこんなポエムに…(笑)」
一同「(笑)」
なので僕はまだ一番驚いたことがありません！（笑）

僕は独り身生活が大分長いんですけれども、最近猫を飼いはじめまして。
こんな俺を愛してくれる生き物がいるんだってことに最近驚いてしまって…。
一同「(笑)」
あいつ俺の腕枕で寝るんですよ…。
前野「幸せ自慢になってるじゃないですか(笑)」
ああ、俺は幸せだ！！！
一同「(笑)」

僕が小学校くらいの時の話なんですけど。
僕が住んでいたところは、ゴキブリとか虫とかは出ないような場所だったので、そういったものは目撃する機会ってあんまりなくて。
でも、ある日、お風呂で湯船に浸っていたとき、多分窓が開いていたんでしょうね…壁にものすごく大きいムカデが…。
20cmくらいはあるんじゃないかというやつがベタっと…！
でも助けを呼ぶにも、こっちは裸なので何も装備していないし、一度出るにしても動いたらどうしよう！と思って、結局どうしたらいいのかわからなくて(笑)
気が動転していたのかショッキングだったのか、その後、僕はどう処理したのかちゃんと覚えてないんですよね…。（笑）
あれが僕の人生で一番驚きの体験でした…

「妄想エレキテル３」、相変わらずハイテンションでお送りしております。
全体的に楽しくハイテンションなんですけれども、落とすところはしっかり落ちて、シリアスなシーンもたくさんあります。
このシリーズ作品のファンの方は絶対に楽しんでいただける内容になっていますので、ぜひぜひ楽しみにお待ちいただけたらと思います。
そして今後ともエレキテル4、5、6と続いていけるように応援していただけたら嬉しいです！

まず初めに、皆さん応援ありがとうございます。
皆さんの応援がなければ、こうして3まで続刊が出ることはないですから。
原作が続いていてもドラマＣＤは1作しか出ないということもあったりする中で、3巻まで続いたということは、皆さんが応援して下さったおかげだと思います。本当にありがとうございます。
そして、それだけ力のある原作を描いて下さったねこ田先生にもありがとうという気持ちがいっぱいです。
このキャラを生んでくれたから、僕たちも演じることができていて、皆さんにもお届けすることができています。
この素敵なサイクルがこれからも続いていけたらいいなと思っております。

「妄想エレキテル３」、今回もいろいろな事件が起こっていますが、それがあってこそ、人の関係も深まるんだなと思います。
これをお聴き下さったみなさんもいろんな経験をして、いろんな傷を負って、人との繋がりを深めていけたらいいんじゃないかなと思います。
春平とふみも、これからも色々な事件を乗り越えながら、仲を深めて幸せになってくれたらいいなって演者としても思います。
なので、皆さんも2人の行く末を見守るためにも今後とも応援宜しくお願いいたします！

このシリーズも、ついに３まで来ました。
皆さんの応援があってこそだと思います。本当にありがとうございます。
こうして何度も同じ役を演じられるのは、役者として本当に嬉しいことだなと思います。
きっと「妄想エレキテル4」も遠からずあるのではないかと思いますので、その日が来るのを僕も一緒に楽しみにしております。