公僕の恋
■収録の感想
■聴き所、お勧めポイント
■恋をするとどうなりますか?
■ファンの方へ一言
<上写真>
★上段左より、松本忍さん、永田依子さん、神田みかさん、足立友さん、吉開清人さん
★下段左より、浜田賢二さん、吉野裕行さん、鈴木達央さん、平川大輔さん、阿部敦さん、樋口智透さん
 
収録の感想
・吉本光役・・・平川大輔さん

オムニバスの話で、僕と達央くんのカップルは全体の中の三分の一だったんですが、その分お話がテンポよく進んでいったので、軽快に収録を進めていけている感じがして楽しかったです。
児童福祉司っていうお仕事は、名前は聞いたことがあるんですけど、どういうことをやっている方々なのか存じ上げない職業でした。原作を読ませていただくと、豆知識みたいなことも書いてあったりして、「おお、なるほど、なるほど」と勉強になりました。
人にも自分にも厳しい光ということだったのですが、所々で彼が今の仕事を嫌だと思わずに続けていけている理由とか、子供にときどき見せる優しい顔とかが出てきます。そういう所で、ちょっとずつ彼の内面のいろんな部分が見せられればいいなと思いながらやらせていただきました。

・黒部雅也役・・・鈴木達央さん

僕も児童心理司という仕事がどういう仕事か詳しく知らなかったので、台本を読みながら、なんか一風変わった保育園の先生みたいな感じなのかと思ってしまいました。多分、本当は違うと思うんですけど。
でも、子供と触れ合うのは僕自身も好きなので、そういう気持ちを思い起こしながら今回は演じさせていただきました。
作品的には、会話のテンポがすごい好きでぽんぽーんと勢いがいいのと、黒部のあっけらかんとした性格というか、物事を簡単に受け入れてしまう度量の広さが、台本を読んでいる時からすごく楽しかったです。
今回は、平川さんを上手い具合に翻弄できた感じだったので、よかったなと思ってます(笑)

・津田寿明役・・・吉野裕行さん

今回は三組ということで他の二組のことは、よく知りません。
(一同笑)
途中一箇所以外、他の話に絡まないんですよね。みんなとは、一番最後で出会うということなんで、他をあまり聞かないでやってみたらどうかなと思ってやってみたんですけど、俺は最後の話酔っ払ってたみたいで、特に誰と会話をする事もなく…。完全に、作戦ミスな感じですよね(笑)
今回改めて思ったんですけど、CDドラマってやっぱり原作がまずあるじゃないですか。やっぱりマンガの描写とドラマの芝居って掛け合う人によって同じようにならないなって。マンガを見てらっしゃる方のイメージとCDだけを聴いた人のイメージってまた違うと思うんです。マンガを見ながらドラマCDを実際聴いてみたら、キャラクターの表情とかちょっと違っているかもしれないんですけど、それが生の掛け合いで生まれたCDドラマですよって分かって頂けると嬉しく思います。

・寺島圭介役・・・浜田賢二さん

えーとそんな吉野君のコメントをきいて僕はすごくドキドキしているんですが……。
吉野さん「なんで!?(笑)」
僕が吉野君と一番絡んだからです。
吉野さん「違う違う、そういう意味じゃなくて(笑)」
僕はテンポよく進んでよかったんじゃないかなと思いました。
そうですよね、役者の数だけどういう風になるのかって思い描いているイメージは違うと思います。でも、僕もいい掛け合いができたと思ってます。
収録はテンポよくいったんで多分聞いてても違和感なくきけるんじゃないかな。
あと「公僕の恋」だったのに僕は公僕じゃなかったです。本屋さんでした。ちょっとね、あれです、察してください(笑)
全員 「(笑)」
とても、楽しくやらていただきました。

・保科一平役・・・阿部敦さん

今回のお話は、相手が好きなんだけど相手の事情も鑑みて、自分の感情を押し殺して相手のために動くっていう、僕が今迄やってきたお話の中では割と大人の恋なのかなって思ってやらせていただきました。
狙ったものができているのかは皆さんのお耳にお任せいたしますので是非聴いてみてください。

・沢渡和也役・・・樋口智透さん

えーと、絡みらしい絡みが初だったので、一生懸命だったんですけど…。そこを除くと、さっき浜田さんが言ってたように僕も公僕ではなくて。
阿部さん「文房具屋だったね(笑)」
文房具屋だったんですけど(笑)公僕に関わるって意味で、いさせていただきました。
テンポがいい話でやってて楽しかったし、こういうカチッとした話をやるときはピリッと引き締まるので、いいんじゃないかなと思いました。
公僕と、公僕じゃない文房具屋の恋だったんですけど、楽しく聴いていただければと思います。

 
聴き所、お勧めポイント
・樋口さん

お勧めポイントは、公務員という職業に携わってる方は、彼らの恋愛模様がこうだったらいいなっていう妄想をしてみたり、公務員ってきっとこうなんだろうなみたいなイメージみたいなのを持って聴いていただけると面白いんじゃないかなと……何言ってんだろ俺…。
全員「(笑)」

・阿部さん

単純に三者三様の恋模様っていうのもあるんですけど、お互いがお互いの事を想ってたり分かり合ってたりする過程とかが、人それぞれあって、聴いていて面白かったです。

・浜田さん

個人的にですが、僕は他に二役やっています。
全員「笑」
個人的にはそこですね(笑)。恋愛模様って感じのを考えると、意外と僕の役はそこまででもなかったんですけど、吉野くんが演じた津田は男同士ということに葛藤するシーンもあったりするんで、そういうところはドラマとしては楽しいいところかなって思いました。でも、僕個人的には、二役兼ねてやっているところかなって(笑)。

・吉野さん&鈴木さん&平川さん

吉野さん

「まず浜田さんが三役やっています」

全員

「笑」

吉野さん

「重ねていきました(笑)。そして後は…、三組の恋愛があります。…「三」にまつわる最後のオチを何にしようか考えていましたが、出てこなかった(笑)」

全員

「(笑)」

吉野さん

「まあ基本的にはですね、三組でタイトル通り公僕の恋なんですけど、皆さんもお分かりの通り職業云々でなく、人って恋愛してしまうとこんなにもその人のことで頭いっぱいになるんじゃないですか?って、このキャラクター達も、身近に感じるような人間なんじゃないですか?って思います。そんな風に感じてくれたら嬉しく思うんですけど」

浜田さん

「三は?」

吉野さん

「三? 三はえーとね次はだれ? 達? なら、達にまかせる」

鈴木さん

「任されました(笑)そうですね、やっぱり浜田さんが三役されていて、そしてなんと樋口くんも兼ね役をやっていたというこの新事実! という個人的な見解はさておき、聴いていて自分的に好きだったなーっていうシーンは、市役所で婚姻届をずずいと出しに行く沢渡が、凄く面白かったなあと。何もわからず本当に勢いだけで突っ走るとこうなるんだぁって。完全にそこで働いている、自分の恋人を無視して行動してるじゃないかと」

全員

「(笑)」

樋口さん

「すいません(笑)」

鈴木さん

「それ出した後、事態をどうするつもりだったんだろうかって、すごくその実直さが面白かったですね。で、我々の総合のお勧めポイントは平川さんが…」

吉野さん

「そこまで飛び火しちゃった(笑)」

平川さん

「(笑)いろんな方々が兼ね役をやってらっしゃって、ここはもう絶対に外せないポイントではあるんですけど、それは個人的なところとして置いておきまして(笑)。全部のカップルが、幸せな方向に向かった感じでお話は終わりを迎えているんですが、まだ完全に終わってないというか…。やっと始まったばっかりで、この先どうなっていくのかなっていうのを想像させてくれて、楽しくさせてくれる、まだ現在進行形の状態なのが、僕的にはすごくお勧めな気がしました。この先公僕の彼らには、お話の中にも出てきますけども、異動転勤という避けられないものがあるので、そうなったときに彼らはどうなってしまうのかなとか、いろいろと想像の翼を広げていただける余白をたくさん残している作品だと思います。そんな部分も、このCDのお勧めポイントではないかなと思います。さぁ、どうだ!!」

全員

「ありがとうござます!(笑)」

 
恋をするとどうなりますか?
・平川さん

(恋をすると)嬉しくなります。
───何もかもがハッピーになる感じですか?
というわけではないんですが、単純に嬉しい。好きな人がいる時って嬉しくないですか? 僕は、うきうきしますね!

・鈴木さん

どうなるんでしょうねー、どうなるんだろうなー…その子のことばっかり考えるようになるんじゃないんですかね? 普段から冷静さが欠けているタイプなんで、それがより輪をかけて冷静さを失うので、ちょっとこう…近づかないで欲しくなる感じですねー(笑)。
全員「(笑)」

・吉野さん

恋をすると……、メール代がばかになりません。なんかそういうお金かかるなって思います。頑張るとね…お金かかるよ。電話もメールもそうですし、プレゼントとかね。

・浜田さん

恋ですかーそうですねー…、不安になると思います。
吉野さん「どうしたー?(笑)」
恋っていうのは恋愛として成立してない状況ですから、まだ一方的な想いだけかもしれないですよね。
平川さん「ああ!そういうことか!」
吉野さん「そういうのもあるよね」
あるかなって思って。
平川さん「そこで嬉しくなってたら、俺アホだな」
全員「(笑)」
鈴木さん「いいんじゃないですか?」
吉野さん「気持ちに素直にね」
いや、でも不安になるじゃないですか。相手の意思確認もできてない状態で、はたしてこの人はどういうラインでこっちを捕らえてるんだろうかと考えると…。
──考えちゃうんですね。
そうですねー。つまらない答えで本当に申し訳ないです。三もまったく出てきません。
全員「(笑)」
鈴木さん「では、楽しい話は樋口くんが」
樋口さん「えー!?」

・阿部さん

恋をすると…そうですね、僕はなんだろう…すごい目に見えて恋してるなコイツってのはわかると思います、多分。僕わかりやすく出てしまう方なんで。
だからちょっと恥ずかしいですね、そういう所を人に見られたりするのは。
明らかにその子に対する扱いがちょっと違ってたりとか、多分そんな分かりやすい方向に行っちゃうので。ちょっとあんまりそういうのは見て欲しくないですね(笑)。
──でも出ちゃうんですよね?
はい だからどうしようもないです(笑)。

・樋口さん

僕は恋をすると、普段からあまり賢いほうじゃないんですけど、かなりバカになりますね。僕はちょっとでも優しくされたりするだけで惚れちゃう様な、惚れっぽい人間なんです。たとえば酔っ払ってこけそうな時にちょっと「大丈夫?」ってやられただけで、ああヤバイ僕この人のこと好きだみたいな。
全員「(笑)」
鈴木さん「簡単だねー(笑)」
そんな感じでコロッコロ転んでっちゃう人間なので、結構日々誰かに軽く恋してる様な人間ですね(笑)。
なので恋をするとバカになるっていうか、まぁ普段の僕が恋をしている状態なんじゃないですかね。多分そうです。

 
ファンの方へ一言
・樋口さん

「公僕の恋」精一杯やりました。これからも応援してくださると嬉しいです。いろんな聴き所は、今迄みなさんが喋ってこられた感じで満載なので、そこを押さえつつ、いろいろ兼ね役も逐一チェックする感じで聞いていただけると(笑)。何周も何周も聴いていただいて、「ああ!浜田さんが!」「ああ!樋口が兼ねてる!」なんて思いながら聴いていただけると、より嬉しかったりします。
吉野さん「え、そこ?(笑)」
いや、本筋ももちろんですが(笑)そういうところまで聞いてください!お願いします!

・阿部さん

大人の恋愛を楽しめるCDなのかなと思いますし、公務員じゃない人もちょっと公務員の疑似体験できるのかなと思うので(笑)是非、公務員気分を味わってください

・浜田さん

恋愛ってすごくエネルギーの要るたいへんなことだと思っています。それを周りでみてる方は意外に楽しかったりするじゃないですか、人の恋愛って。そういう気持ちで暖かい目で見てもらえればなと、それで幸せになって貰えればと思います。よろしくおねがいします。

・吉野さん

最初に収録の感想でも言いましたけども、原作が元々あるので、原作を読まれてる方もそうでない方も、このドラマCD独自の色を受け入れていただければ非常に嬉しく思います。ありがとうございました。三のことは忘れてください(笑)。

・鈴木さん

とにかく聞いて下さっている方に楽しく聞いていただいたり、日常での一服の清涼剤になったら嬉しいと思います。繰り返し聞いていただけるとCDは劣化して、表面のプラスチック版が削れてしまったりするんですが、これはすごく好きなCDなったよっていう場合は、ガラスコーティングに変えてください。すごい音質になるので我々のリップノイズから細かい音まで全てを拾ってしまうという、マイクの性能をフルに生かした録音機器となっておりますので、そういうのも試してみるのはいかがでしょうか?
「それ本当の話?」
本当にできます。CDって情報を読み込ませるところの上にそれを傷つけかせないプラスチックのカバーを二層にわたって塗ってるんですよ それをもっとクリアなガラスに変えると、本来の音質がデータとしてきっちり綺麗に出てくるっていう。
全員「ほー」
吉野さん「それをお金かけてやれと」
全員「(笑)」
それくらい、愛していただける作品になればな、と思いますということです!

・平川さん

全然性格の違う六人のキャラクター達が時に出会ったりもしつつ、お話が展開していくわけですが、すごく聞いていてあったかい感じがするんですよね。いろんな作品があると思うんですよ、さわやかだったり熱かったりドロドロしてたり。でも、これはなんかぽかぽかするようなあったかいお話がいっぱい揃っていると思います。ちょうど発売が5月なので、春の日差しをさんさんと浴びながら…。
全員「あ、ひろった(笑)」
吉野さん「ただ者じゃねー」
このCDで胸の中もあったかくしていただいて、素敵な一時をすごしていただければと思います!

 
*

公務員が主人公の三カップルの
オムニバスストーリーです!

それぞれが個性的で楽しめる上に、
最後に三組が一同に会する、
「公僕の店」まで収録!
にぎやかな雰囲気を楽しんでください。