情熱のヤングマン
■シナリオと収録の感想

■このCDの聞き所について

■オレってまだまだ若いな、と思うところ

■ファンの方に一言

今回は、カップルごとにお話を伺いました!
<上写真>
★ 上段左より、高橋研二さん、杉浦奈保子さん、大原崇さん
★下段左より、羽多野渉さん、福山潤さん

<下写真>
★左より、鳥海浩輔さん、森川智之さん

まずは、福山さんと、羽多野さんにお話を伺いました!

シナリオを読んでの感想
・小野智役・・・福山潤さん

作品の最初の方で、大変含蓄のある台詞があって。
「一生続く夢を見ていたこともあったけど、年をとるにつれて現実が見えてくるのはお互い様だ」
っていう。
ちょうど年齢27歳とかって、男も女もいろいろ考える時期じゃないですか。あー、俺その時期を過ぎてしまったなって、その瞬間に思ってしまいました(笑)
考えてみると、キャラクターの年齢が今の僕と世代的に同じだったりするんですよね。
確かに、身の回りの人たちと話してても、そろそろ若くなくなってきたしってよく聞くようになってきて。
みんなそれくらいの年齢だもんなーって、最近よく感じていた時期だったので、そうか、恋愛というのはやはり難しいなと。
好きだけでどうにもならないこともあるしって、わずか1P目で(笑)

 羽多野:かなり早い段階ですね(笑)

はい、二つ目のモノローグでガツンといきなりキてしまいました(笑)

・山田健役・・羽多野渉さん

「情熱のヤングマン」というタイトルなんですけど、自分も今年26歳で、若い役というか、勢いのある役って割とやってきたと思ってたんですけど、演じていてやっぱり頭で考えてしまう部分があって。若い人の情熱って、頭で考えていない、反射で出てくる勢いですよね。
それを演じながら、自分もしっかり年を取ってきているのかなって思っちゃった位、一発目で勢いが出きらなかったりして、そこら辺はやりながらいかんいかんと思いました。
僕はヤングマンの役なので、頭で考える恋愛でなくて、身体が先走る(笑)どうにもならんっていう、そういう衝動の情熱的な恋愛を、とっても気持ちよくやらせていただきました。

聴き所や、力を入れたところ
・福山さん

聴き所は、押しの一手で来られるのに対して、及び腰になったりヤケになったりと、智が若い子に振り回されている様ですかね。
色々悩みはあるけど、若い時の思いの一念で出来る恋愛とは逆に、智の場合の、立場が気になったり、相手も高校生だしなーとか考えてしまう恋愛。
そういうままならない状況に振り回される智と、あくまで突貫してくる健の、二人の差みたいなのを聴いてください。

・羽多野さん

聴き所は、全体通してです。カップルも一組じゃなくて、二組あるので、いろんな角度から楽しんで頂きたいです。
個人的には、福山さんとは初めて絡みのある役だったので、そこもちょっと楽しんでいただいて、羽多野渉という名前を覚えて頂けたらと思います(笑)

オレってまだまだ若いな、と思うところ
・福山さん

僕、基本的に怒らないんですけど、怒られたら怒るんですよ。
キレられたらキレちゃうんです(笑)それが若いなと思います。
向こうがルールを破って土俵に上がったら、俺もその土俵に上がっちゃうっていうのが、子供だなって。
(相手が)土俵に上がったら、下から観戦しないといけないのに、一緒に上がっちゃって、うっちゃってしまうっていうね(笑)

・羽多野さん

僕は、負けず嫌いなんですよ。負け続けてるように見えるかもしれませんが(笑)、実は負けず嫌いなんですね(笑)
最近あったのは、カラオケに友達と行ったんですけど、カラオケって、二種類あって、とにかく騒ぐ為のカラオケと、ガチンコ勝負みたいなカラオケと。

 福山:それ楽しいのか!?

いや、それがね、一人目で変わるんですよ。一人目が、みんなで盛り上がるような曲を入れてくれると、ずっと騒いで終われるんですが、一発目でちょー勝負曲みたいなのを入れて、ガチで歌いこまれると、次に曲を入れる僕は、もっと頑張って歌おうみたいに、張り合っちゃうんですよ。

 福山:絶対に俺とカラオケ行かない方がいいよ。俺一曲目「ロード」とか入れた事あるから!(笑)修学旅行のバスの中で、カラオケしよーってなって、俺最初にそれ入れたから。

ガチンコじゃないですか(笑)

 福山:バス中、ブーイングだった(笑)

(笑)そうなると、僕はガチンコ勝負しちゃうんですよ。その辺が、「俺若いな、子供だな」って思いますね。

ファンの方に一言お願いします
・福山さん

恋って悩んだら負けです、突っ込むべきです。
恋愛というのは、心と心のぶつかり合いなので、深く考えることも大切ではあるんですが、お互いの気持ちに正直になるという所が、一番大切かなと思います。
シンプルイズベスト!

・羽多野さん

何事も前進あるのみだと思います。
恋と愛の違いはって、特典トーク(フィフスアベニュー通販特典)でも話したんですけど、まず恋って落ちるものだと思いますので、落ちたらもう考えなしで、どんどん行くものだと思います。
そして育んで、愛になればいいんじゃないかな。
………どうしたんだろ、俺(笑)

この作品に出会って、凄く自分の若い時を思い出しました。
若い時って、見えなくなるんですよ、僕もそうなんですけど、恋に落ちたらその人しか見えない、僕の世界はその人の為にある、僕の未来もその人の為にある、みたいになっちゃう方なんで、凄くこのヤマケンの気持ちは分かりました。
こういう時あったなっていう年上目線で見るも良し、一緒の目線で聴いてくれるも良し、楽しみ方は色々あると思いますので、ぜひぜひ楽しんで聴いて下さい。よろしくお願いします!

続いて、森川さんと鳥海さんに、お話を伺いました!

シナリオを読んでの感想
・秀典役・・・森川智之さん

秀典、27歳。若干27歳にして、エリート医師なんですけど、失恋の痛手なのか、一念発起してアフリカのサバンナに行って、動物達を助けるという。
あ、助けてはないですね(笑)国境なき医師団として、行ってしまうという。
物語の中で、人間的に成長するキャラクターでした。
彼は、出世欲のある野心家で、いろんなことを表に出してくるキャラクターだったので、そういう意味で、愛着が沸きました。

収録は、和気あいあいと(笑)とっても楽しくできました。
相手が浩輔だったんですけど、彼とは付き合いが長いので、どっちが上になろうが下になろうが、恥ずかしさとかは随分前に置いてきちゃったので(笑)楽しく収録できました。

・中上役・・・鳥海浩輔さん

中上は基本的に凄くいい人だったんですけど、一度は封じていただろう昔からの思いを、思い続けていれば、最後には叶うんだなっていうことを、見事なまでに体現してくれた子だったんじゃないかなと思います。
良かったな、中上くん!
でも、彼みたいに気を使いすぎると疲れるでしょうから、程々にしてほしいですね。彼には幸せになってほしいです。

収録は、森川さんに、手のひらで転がされてるような感じで、楽に楽にやらせていただきました。

 森川:話としては、俺がやられてたんだけどね(笑)

でも、やられてるようで、やらせている(笑)
CDを最後まで聞いていただけたら分かるとは思うんですけど、まぁ結局は、という感じなので、その二人の関係性がいいのかな、と思いました。

聴き所や、力を入れたところ
・森川さん

秀典の人生のポイントポイントで変わっていく様というのがありまして。
高校生の時の、初々しいけども尖がってるような感じとか、智と別れる別れないの時の心の揺れとか。
本人的には出世の為に別れるという気持ちがあったので、気持ちが揺れ動く時のクールさっていうのが、面白く演じられたかなと思います。
それと、秀典がアフリカへ行った後、お土産の仮面を買って、ダイナミックに帰って来るんですよね。
彼はアフリカで一皮も二皮も剥けて来たのかなって(笑)

 鳥海:ワイルドにね(笑)

そう、ワイルドに(笑)
でも、元々彼の持っている芯の気持ちはぶれることなく、ずっと繋がっているので、その辺の所を楽しんでもらえたらいいなと思います。

・鳥海さん

聴き所は、聞いてくださった皆さんがココだぜ!ってところが聴き所だと思うので、指定はしません。皆さんが聴いたところでそれぞれポイントを見つけてください。
何をやるにも一生懸命考える子だったと思うので、駆け引きをするにしても、人を守ることに対しても、その一生懸命さが出ればいいなと思って、やってみました。
何をやるにも嘘がなさそうな彼だったので。

オレってまだまだ若いな、と思うところ
・森川さん、鳥海さん

森川:そう聞かれると、マイナスな方向しか思い浮かばないんですけど(笑)
鳥海:そうですねー、年齢のわりに、我々は肉を食う頻度が高いんじゃないですかね。
森川:それは高いね!まだまだ若いなーって所だね。魚よりも、肉!
鳥海:そういう意味では若いですよ。
森川:胃が若いです(笑)
鳥海:まぁ僕は、食べた翌日、肉の脂にやられることもありますけど(笑)でも、食べる意欲はあるので、まだまだ若いです!

森川:あとは、呑んでてシモネタの話になると、やたら盛り上がりますね(笑)
ほんと盛り上がる(笑)シモネタのレベルが、小学校の頃と変わっていないというのが、素晴らしいなと。
鳥海:30歳台半ばから40歳台位がやってても、みんなきゃっきゃきゃっきゃしてますからねー。
森川:まだまだ若いっていうか、ブレてないんです。話題にブレがない。みんな食いつくポイントが同じ(笑)ヤングマンですよ!(笑)
鳥海:若いね!うん(笑)
森川:大体男はみんなそんなもんですよ!子供ですから。
女の人はいろいろ話しすることあるだろうけど、男なんて何もないですからねー。
鳥海:そんなもんです(笑)

ファンの方に一言お願いします
・森川さん

潤と、羽多野君の若々しい、青い情熱を楽しんでいただけると嬉しいかなと。で、秀典と中上の、いぶし銀の(笑)渋い感じも楽しんでいただけたら。
作品の最初にいい台詞があるんですよ。
『年をとるにつれて現実が見えてくるのはお互い様だ』
これ、智の冒頭のモノローグなんですけど。
シナリオを読んでて、一番最初にこの文字が飛び込んできました。その通りですよね、いろんなものが見えてくるということですよね、大人になると。
そういうのもありつつ、二つのカップルがスポットライトを浴びている作品なので、その辺をカップルごとに聴き比べながら、味わって頂けると嬉しいです。

・鳥海さん

潤と羽多野君の、抜き身のナイフの様な若さ溢れる二人と、いつまでも鞘に入ってるけど、抜いた時には凄いんだぜ、みたいな我々二人のカップルを聞き比べてもらって、二種類の恋愛を楽しんでいただけたらいいんじゃないかな、と思いました。

年下の男の子「ヤマケン」と、サラリーマン小野が
賑やかに繰り広げるラブストーリー!!
小野の高校時代の同級生中上と、元カレ秀典の
大人の恋も収録!!
ヤマケンの勢いにつられるように、大人の男達が
熱くなっていく様がとても楽しい作品です。

インタビューからもわかるように、とても
賑やかで、でもちょっときゅんとする
作品ですので、ぜひお聴き下さい!!