SEXY EFFECT96
■シナリオと収録の感想

■このCDの聞き所について

■ファンの方に一言
★上段左より、河田吉正さん、高橋研二さん、桑原敬一さん、遠藤大輔さん、小形満さん。加藤将之さん
★中段左より、長谷瞳さん、中村知子さん
★下段左より、小西克幸さん、森川智之さん、阿部敦さん
シナリオを読んでの感想
桐埜幸四郎役・・・小西克幸

今回は刑事物というジャンルの、事件モノ?だったんですけど、巻末のコメントで森川さんが言ってたように、刑事モノってワクワクして、やってると非常に楽しくて。台本を家でチェックしているときにに空間がイメージしやすかったので、そういう点では非常にやりやすかったです。
桐野は、熱血漢というか直情型のちょっと粗雑な感じのする男性なんですけど、ともすると素直な普通の青年になりがちなところがあったので、彼の持ってる粗雑な部分をなるべく無くさないようにしようかなと思ってやりました。実際それができているかは皆さんの耳次第という(笑)。皆さんにお任せいたします。

もう一個なんか言おうと思ったんですけど、忘れたなあ。ま、そのうち思い出すと思うんで、その時に(笑)。
・洲田秀一役・・・森川智之

収録はとても楽しくできました。相手が小西だったので、楽に。
小西「イェイ」
僕の若い頃を知ってるみたいな。
(一同爆笑)
何も恥ずかしいものはないなという、そんな感じでやりました。それと、コンビを組んでる阿部くんとも最近仲良くしてもらってて(笑)、共演することが多いんで。
小西「売れっ子ですから、今(笑)」
阿部「いえいえ」
なんかとてもいいバランスでキャスティングされていて、すごい楽しかったです。
僕は刑事モノが大好きで、また今回は僕の役どころが検察官ということで超エリートでした。たぶん、鼻につくといかそういうものってまったく本人は考えてなかったりとかしてて、自然と身に付いているクールビューティーな切れ長な、あ、切れ長なんじゃない、切れ者のキャラクターでしたね。
彼は拉致されて事件の被害者になったことによって、人間性みたいなものがどんどん、こう、周りの角がはがれて丸くなっていって、そこに目の前に小西がいたと(笑)。
(一同笑)
いや、桐野君がいたということで、運命というより必然みたいな、とてもいい感じがしました。

・仲原譲役・・・阿部敦

僕は仲原譲という役なんですけど、最初原作を見たら『仲原』しか出てなかったので、名前があってホッとしました。
 小西「おもしろいよー、阿部くん。おもしろい人がいるよー」
あ、ありがとうございます(笑)なので、キャスト表に『譲』って書いてあったので、よかったなと。
内容は、刑事モノってかっこいいイメージがあって、刑事ドラマとかすごい好きだったんで、嬉しかったです。今回、僕は事件解決したりとか特に何もしないんですけど(笑)。
仲原はすごい犬っぽい奴で、先輩の桐野にちょこちょこ付いてくみたいなそんなキャラクターでした。最初の印象としては可愛いなという感じで、でもやるとこではやるのかなみたいな。
収録は、森川さんとも小西さんとも、他の現場で何度か共演させてもらったりしてるんで、ちゃんとしっくり来た感じです。キャスト的にも。

聴き所や、力を入れたところ
・小西さん

一番は森川さんの受けだったんですけども、最近よくやってるということなので(笑)
 森川「最近よくやってるというよりも、最初からやってるよ、受け」
あ、ほんとすか。
 森川「うん」
なんかでもそういうイメージがね、あんまり無いから。半々くらいやられてるということだったんで、そこも聞き所だとは思うんですけども。
僕個人的にですと、さっき何言おうかと思ってて思い出したことがありまして、
 森川「やった、それ待ってた!」
ええ、それはですね、桐埜はわりと粗雑な、ともするとワイルド的な感じのする、悪っぽい、現場の刑事(デカ)っていう感じがするんですけど、モノローグが非常に可愛いんですよ。だから実際自分で演じてみて、そこが可愛くなり過ぎていいのかどうなのか、っていうのをすごく悩んで、ディレクターさんと相談しながら作りました。
全体的に皆さんの知ってる桐野というものになっているかどうかを、個人的には聞いて欲しいかなとは思います。そうなっているといいなという思いはありつつ。
あとはもちろん当然ですけど、どんどん二人の距離が近づいていく感じを聞いてもらえればいいかなと思います。

・森川さん

聞き所ですか。僕が陵辱されそうなところです。
小西「んっふっふ(笑)」
されたかな。されていないかな?
それは是非CDを手に取って聞いて下さい!
(一同爆笑)

・阿部さん

読みながら犯人が誰かっていうところを色々考えていたんですけど、結局僕にはまったく分からないところから来たんで、なるほどこれが犯人か、みたいな感じでした。
 小西「へー、それ批判ですか」
いやっ、違います違います。
 森川「おっとー」
なんかすごいなと思って。見回りしている巡査とかが犯人なのかなと思ったりしてたんですけど、何だか全然違ったみたいな、そんな感じでした。
演じる上で力を入れたところは、小西さんの桐野が苦悩したり頑張ったりしてて、森川さんの役も頑張ったり苦悩したりしてるんですけど、その中でひとり力抜けてるというか、いつも通りな感じの人なので、その辺維持するところに力を入れました。

ファンの方に一言お願いします
・小西さん

『SEXY EFFECT 96』、よろしくお願いします。
原作をやるって結構難しいものがあって、読んでるときに声のイメージが付いちゃってると思うんですよ、皆さんの中に。なので僕らが声を付けた段階で、受け入れていただいて、一喜一憂しながら事件を一緒に追いかけて楽しんでもらえたら、成功って言うとアレですけど、僕らとしては嬉しいです。なので、じっくり聞いて下さい。
もし、もしも、もしも! 『ん? ちょっと私のイメージと……』という方がいらっしゃいましたら、何回も聞いてもらったら、その声でしか聞こえなくなってきますんで(笑)。刷り込んでいただければ嬉しいなと思います。よろしくお願いします。

・森川さん

セクシーな二人が
 小西「エフェクトを(笑)」
織りなすエフェクトです(笑)。
最初僕はこのタイトルを聞いたときに小躍りしました。
(一同笑)
真山先生のタイトルがね、すごい僕的には楽しいんですよね。僕タイトルって大好きなんです。タイトルでなんかワクワクするとか、映画とかもそうじゃないですか。だからそういうインパクトがあるっていうのがよかったです。
今回の『SEXY EFFECT 96』っていうのも、なんて意味だろう(笑)って、とてもいい感じがしました。原作を知ってる方はもちろん、知らない方も、ワクワクしながら発売日まで待っていただけると嬉しいかなと思います。
絶対損はさせませんよ。だって、二人の愛を芽生えさせて育んでいく物語と、ダブルで事件モノが楽しめたりもするんで、とてもいい作品だと思います。

・下野さん

『SEXY EFFECT 96』、最初この『96』っていうのが96年に作られたのかなって思って、すごい、10年以上前の作品なんだと思ったんですけど、べつにそういう意味じゃなかったですよね?
 真山先生「あ、そうですね」
はい、ごめんなさい。で、さっき『96』の意味をちらっと聞いてですね、『わあ、なるほどぉ!』って思ったので、その辺じっくり考えてみるのも面白いんじゃないでしょうか(笑)。答えは言いません。考えて下さい(笑)。
そして、二人がだんだん接近していく感じとかは、すごい聞いてて切なかったので、じっくり聞いていただければより面白いんじゃないかと思います。どうぞ楽しんで下さい。

事件と恋が交差する、大人のラブストーリー。
力の抜けたシーンと、緊迫したシーンのコントラストが、
出演者の皆さんのお芝居でさらに際立ち、
聴き応えたっぷりの一枚となりました!