龍と竜
■収録を終えての感想

■このCDの聞き所について

■ファンの方に一言
★後列左より、遠藤大輔さん、細野雅世さん、小笠原淳さん、原田晃さん、安元洋貴さん
★前列左より 菊池こころさん、小野大輔さん、中村悠一さん、羽多野渉さん
収録を終えての感想
・乙部竜城役・・・小野大輔さん

シナリオは、任侠の世界と一般人との出会い、ボーイミーツ任侠みたいな感じでしたね(笑)
僕そういう作品に関わらせてもらうことが多くて。これまでは任侠側の、若頭とかの役柄をやることが多かったんですけど、今回は一般人だったので、また新鮮な気がしました。
ボーイズラブってファンタジー部分があると思うんですけど、任侠に落とし込むと、男が男に惚れる心理、心の動きがこんなに分かりやすいんだって改めて感じました。
今回の作品は特に、自分の中で消化しやすかったです。
「ああ、こういう人だったら好きになるよね」っていうのがすごく見えて、演じてる時間の流れがすごく速かったです。
会話の流れも心地よくて。楽しかったです。

・石神龍一郎役・・・中村悠一さん

BLだと、よく合間合間で絡みのシーンが入る作品が多いのですが、この作品は最後までなくて。この辺で入るかなと思ったシーンにも入らなくて、僕としてはその辺も演技をする上で良かったように思います。
物語の途中で結ばれる話ですと、そこで急に気持ちが深くなりますよね。
でも、実際にはまだ気持ちがそこまでいってない時があるので、お芝居をする上で、気持ちの作り方が難しくなってしまいます。なので、最後の最後でってのはすごく演じやすかったです(笑)

今日は、みんな知ってる人たちだったので、芝居はやりやすく助かりました(笑)
僕、攻めは初めてだったので、どうしようと思ってたのですが、よかったです。
キャラクター設定は小野さんが20歳で、僕が36歳。
実際の年齢は小野さんとそんなにかわらないのでどうしようかと思ってたのですが、当日になると、小野さんも察してくれて(笑)

小野「大人やからな〜(笑)」

小野さんが若く、少年のように演じてくださいましたので、大丈夫でした(笑)。
おもしろかったです。

・乙部颯太役・・・菊池こころさん

男も女も関係なく、好きになったら、ちゃんと素直に言わないと相手には伝わらないな、としみじみ思いました。
台本を頂いたときに、キャスト順で自分の名前が上の方に書いてあって、嬉しいと思ったのですが、始めの方に書いてあるってことはもしかしてあたしも……って(笑)
(一同爆笑 )

羽多野「私もまさか!」
中村「絡みがね(笑)」
小野「4歳にして!」

ボーイズラブは男性の役者さんがやるので、私はないなぁって思ったのですが、男の子の役ですし「これはやるしかない!」と覚悟を決めたら「4歳」って設定で、あ、これはないな、と。ちょっとびっくりしました。
でも、颯太が寝た後にお兄ちゃんと彼氏が始めたのは、ショックでした(笑)。
でもそれは自然の行為なのでしょうがないですよね、こどもが寝てる間にやんなきゃってのは分かるので。
(一同爆笑 )

・高科次郎役・・・安元洋貴さん

自分のキャラクターは、橋渡し的な役割だと思ってました。
が、テストでやったらちょっと違う方向性だったようなので、少々とまどいましたが、結果的に上手くまとまってくれているといいなと思います。
筋者の人たちがみんな石神さんみたいな人だったら、歌舞伎町が怖くなくていいなと思います。夜遊びがしやすいですよね(笑)。
収録は、妙な感じでしたね。いつもはベテランさんが多いんですが、今日は役持ちの中では僕が一番年上で、これまでにはなかった感じでしたね。

中村「これからもあるよ。それでへこむんだよ。俺一番、おっさんじゃねって(笑)」

(笑)そういう意味で、楽しいし、やりやすいし、どんな球を投げられても返せるっていうか、そういう意味で妙な感じでした。

・奨役・・・羽多野渉さん

本当に楽しかったです。メンバーの年齢がそんなに離れてなくて、終始和やかで、その中で作品を作れたことが楽しかったです。
最初シナリオを読んだとき、奨はすごく子どもっぽいのかなと思ってましたが、キャラクターに関してはディレクターさんとも相談して、あのような感じの奨になりました。
僕自身としては、外の声としてではなく内面として、一途さというか、すごくまっすぐに、中村さん演じる石神を好きなんだろうなと思ったので、まっすぐやらせていただきました。

このCDの聞き所・力を入れた部分
・小野さん

石神との長い会話、二人だけのシーンですね。そこですごく竜城の感情がかわるので、それぐらい石神の言葉に力があるんだろうし、石神の一言で僕はがっと揺れ動かなきゃいけないってことで、相手のセリフを良く聴きました。その、後半の石神とのやりとりが聴き所になると思います。
今日は、さっき安元くんが言ってたみたいに妙な雰囲気で。
僕もこんなに年が近くて、これからっていう役者が集まってBLを録ったのは初めてですし、仲がいい人達でやる分、じゃれあいにはならないように、逆に引き締まった部分があります。そこが作品の良さに出ているのではないかと思います。

・中村さん

僕は、演じることに必死だったので、ここを聴いてほしいってのが難しいんですが……。
家族があってそこに他人が入ってきて、輪に入れるかどうかっていうところが、比較的無理なく出来ているんじゃないかと思います。
演じる上でも、そういうところに気を使いました。自分の年齢でこの輪の中に入っていくのではなく、自分より年上の人が他人と絆を深めていこうとする流れ、というのをすごく考えました。
メンバーの年が近いので、演技のプランとか、気持ちの確認っていうお芝居の話を、役者同士で確認出来たのが良かったです。

羽多野「アドリブの確認とかもできたしね」
中村「うん」

・菊池さん

全体を聴いていただきたいし、聴き所は聴いて下さった方が決めてくださればいいなと思います。
最後に結ばれるまでの二人のやり取りがちょっときゅんときました。個人的に、たっちゃんの「側にいて」が「分かったよ」って言ってあげたくなる感じで、そこが自分的には聴き所です。

・安元さん

聴き所は、Hするところ。なんて言うんですかね、ラブシーンと言えばいいんですか。

中村「濡れ場でしょ」
安元「お前なぁ(笑)」
中村「濡れ場だろ」

はいはい(笑)。その濡れ場が最後にあることを、上手く使って演じることができる話だと思いました。気持ちがだんだん紡がれていって、そこにたどり着く流れがうまいなと感じたので、全体の二人の気持ちの流れはとても聴きやすいんではないかと思います。ここ、というのではなくて、最後に至るプロセスが大事だし、それが素敵な気がしました。
力を入れたところはですね、本当、次郎は急に土下座するんですよ(笑)。
親友の石神が大事で、それ故に、石神が惚れた男に土下座できる男なんですよね。対石神と対竜城への気持ちの違いはあれど、男のために土下座をするっていうところは大事にしなきゃいけないなと思いました。

・羽多野さん

奨は、何もしないでナンバーワンになったわけではなくて、いろんな努力をして、いろんなことを乗り越えて、シャークアイランドのナンバーワンになったわけで。
余談ですが、僕大好きなんです、「シャークアイランド」って名前(笑)

安元「鮫、島、だもんね(笑)」

奨自身にも歴史があると思いました。何もしないできらびやかにしているわけじゃない、と。ホストの役が今まであまりなかったので、緊張感をもって、新鮮にできました。
セリフや行動、特に距離感に気をつけたので、その距離感を楽しんでいただけたらいいなと思います。

ファンの方に一言お願いします
・小野さん

ゆうきゃんは攻め初めてなの?

中村「そうですよ」

おおっ、これはもうメモリアルですよ!いろんな意味で記憶に残る作品になったし、「中村悠一の初攻め」という記録にも残る作品になりました。何度でも聴いて下さい。

・中村さん

僕はこれまでツンデレの役が多かったんですが、今回、自分の気持ちを素直に伝える役を演じたので、皆さんの中での僕のイメージを変えてください。
僕自身はツンデレではないので……どちらかというとデレデレなので。

安元「結構なツンデレっぷりだけどな。口が悪いからね」

違うと思います(笑)。

・菊池さん

私は結構、子ども役をふられることが多いんですけど、本人は男前な所があると思ってます!!
(一同爆笑 )
優しいキャストの方々に支えられて、ここまでやってこられました。私も優しいキャストの方々の一員になります!
(一同拍手 )

・安元さん

何度も取材で出ている言葉ですが、“妙な雰囲気”がいい方に消化されていると思うので、その妙な雰囲気を楽しんでください。

・羽多野さん

知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、僕、片思いとか恋が成就しない男を演じることが多いんです(笑)

安元「仕方ないよ〜(笑)」

仕方ないとか言うなっ(笑)。
そんなわけで、今回もがんがん攻めましたので、「またこいつからまわってるよ」っていうのを聴いていただけたらと思います。これからもがんがん片思いしていきたいです。
ありがとうございました。

 

今回の「龍と竜」は、一粒で二度おいしい
内容となっております。
龍一郎と竜城の恋愛ストーリーが1の味。
二人に颯太を加えたホームドラマが2の味。
どちらもドラマチックで引き込まれる内容に
仕上がりました!

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