私と猫と花の庭
■シナリオを読んでの感想

■収録を終えての感想

■このCDの聞き所について

■ファンの方に一言
★後列左より、山戸恵さん、遊佐浩二さん、柿原徹也さん、鍋井まき子さん
★前列左より 森川智之さん、代永翼さん
シナリオを読んでの感想
・森下スズナ役・・・代永翼さん

とっても暖かい物語だなというのを全体に感じました。お花がたくさんでてきたりして、とてもきれいな世界観で描かれてる話でした。
その中にも皐月さんに隠された過去があったり、スズナがなぜ皐月さんに惹かれたのかという謎があったり、そしてそこに登場する鏑木さんや司さんの二人も関わってきたりして。
スズナは女の子のような外見をしている男の子で、16歳という事で大丈夫かな〜と思っていました。猫って表現されているんですけども、本当に猫みたいで、自由気ままで感情がころころ変わったりするし、感情をぶつけるところはストレートにぶつけるので、そういう所は演じていてとても面白いと思いました。

・九条皐月役・・・森川智之さん

最初タイトルを聞いた時にどんな話なんだろうと思いました。『私と猫と花の庭』の「私」って僕じゃないな、だから代永くんかなぁと思ってたんですけど。あれ、でも「猫」って言ったら……俺が「猫」になんのか?……あれ?じゃあ俺、「花」か?と思ったりして(笑)  (一同爆笑)
そういう意味でも興味があって、シナリオを読ませてもらったんですが……不思議な感じがしましたね。いつものドラマCDのようなさっと入る導入ではないし、読んでいくうちに状況が見えてくるので、深いドラマだなあと思いました。演技のプランというか質というか、ただ単に演じているだけだとつまんないというのがあって、やりがいのあるドラマでした。
自分自身の役は画家さんなんですけど、結構謎の多い画家さんで。ちょっと掴み所はないんですけど、とりあえず役は掴みました(笑)
まあ面白かったと。あとは聴いて頂ければ分かると思います。

・鏑木雅人役・・・遊佐浩二さん

森川さんにね、「私」と「猫」を取られてしまったんで、僕は「花」じゃなくて「庭」かな、と思ったんですけど(笑)(森川:花と庭かもしれないよ(笑))
シナリオは劇的に始まるわけではなく、皐月の淡々としたモノローグから進んでいくので、静かなお話だなという印象がありました。決してスズナの方は静かなキャラではないんですけど、物語全体は静かに淡々とお話が進んでいく。
僕はいつ出るんだろうとページをめくっていたら、いきなり高校生の所から入っていて、どうしようかな、と戸惑いもありました。
途中まで本当に皐月さんが誰かを殺したのかなと思っていたんですが…心情的には殺したも同じくらいの重いものを背負っていて、スズナの存在によって心が軽くなったり希望を見つけられたりして、良かったなあと思いました。
出番が少なかったせいもあり、非常に客観的に読んでしまいました(笑)

石田司役・・・柿原徹也さん

僕が初めて登場するのは、7年前のシーンなんですが……そこで、色々と細かい設定があるなと思いました。
出てくる登場人物みんなが、過去に結構重たいものを背負っているな、と。特に、皐月・鏑木・司の3人は7年前に色々あった仲なので、3人の掛け合いや各々7年間すごしてきた背景が、とても気になるシナリオでした。

収録を終えての感想
・代永さん

僕にとっては初めてのBL作品だったので、とても緊張していました。森川さんと二人でのお芝居がメインでしたので、遊佐さんや柿原さんに申し訳ないなと思いつつ(笑)、森下スズナという役を一生懸命やらせていただきました。
森川さんに迷惑をかけないようにちゃんと掛け合いが出来たのか、本当に緊張しながらだったんで、緊張の部分が芝居に出ていなければいいなと思つつ、自分なりに精一杯、スズナを演じ切れたかなと思います。

・森川さん

全然、僕は何の心配もなく、普通に演じることができたし、掛け合いもうまくできましたので、ばっちりじゃないかと(笑)。楽しかったです。
今回のドラマはこの二人の掛け合いがメインとなっていて、代永くんにとっても、ものすごく重荷になっていたかと思うんですが。
 代永「いえいえ、大丈夫です!(笑)」
 森川「でもこれだけ喋ればきっと明日から楽だと思います(笑)」
 (一同爆笑)
ドラマCDの醍醐味は台詞の掛け合いだと思うんで、その辺はたっぷり聴かせられる内容で、僕的には楽しく収録できました。
そして遊佐くんも柿原くんも外で歓談してたんで(笑)。
ま、たまには休んで下さい、みたいな、そんな感じでした。

・遊佐さん

収録の感想としては、本当に代永くんと森川さんの二人が大変で。
僕は一緒の出番は少ないんですが、数少ない一緒にしゃべるシーンではかなり楽しく掛け合わせていただきまして、収録自体はすごく楽しかったです。
今回のシナリオだと、絡みのシーンも長くてですね。皐月の心を開く上で、その絡みのシーンが結構濃密に描かれなければいけない部分が多かったので、私達としても配慮致しまして、これは二人だけにしてあげた方がいいんじゃないかと(笑)
 柿原「恥ずかしいだろうな、と(笑)」
 代永「ありがとうございます(笑)」
皐月の心を開いていくためには、重要なシーンだからね(笑)
二人っきりになった方がいいんじゃないですか、という事で、外で歓談をさせて頂いたと(笑)。とても楽しかったです。

・柿原さん

大変楽しい空気の中で、この4人のメンバーで約6時間、4分の1日の時間を共に一致団結してすごせたわけですが……
 遊佐「まあカッキーはスタジオ20分、ロビーが4時間…」
 柿原「まあまあまあ(笑)。遊佐さんも同じくらい…」
 遊佐「いや、僕はもうちょっと喋ったよ」
 柿原「卑怯だ〜(笑)」
今度は、遊佐さんと僕が色々話せたりとか、森川さんと色々できたりとか…と思いつつ、この空気が皆様に伝わればいいなと思います!楽しかったです(笑)!

このCDの聞き所・力を入れた部分
・代永さん

やっぱり絡みの部分ですね。
先程遊佐さんも仰っていた通り、皐月さんが心を開いていく上での大切なポイントとして描かれているところだと思うので。
そして、自分も初めての挑戦ということで、頑張っているところでもあります。
そこと…あとは〜。うーん、全部です!

・森川さん

はい、全部です。(一同爆笑)
聴きどころはもちろん全部です。演じる上で力を入れた所も全部なんですけど……力、抜いてないし(笑)
やっぱり音だけのドラマなんで、ちゃんと生きた掛け合いになるようにしたいというところは、この作品に限らず毎回常に思ってやってます。
そこは僕的には出来たと思います。

・遊佐さん

僕も聴きどころとしては全部だと思います。
皐月の、最初の生きる目的も何もないところから希望をもてるところまで、全部聴かないとダメだと思うんで。作品としてはやっぱりそこでしょうね。
自分的には、後半は皐月のこともお互いよく知っている上で話をしているので、そんなに気張るところもないんですが。
高校生の時の始めての出会いのところですね。喋り方でギャップを表現できたかなと思ってます。

・柿原さん

聴きどころは、初めての代永くんのBL作品ということで、絡みです!そこはボーイズラブという事で、聴いて頂きたいですね。
自分が一番力を入れたのは…やっぱり7年前ですね。7年前何があったんだろう、なぜ鏑木さんはこう…(と、遊佐さんに目で訴える柿原さん)
 遊佐「どうしたの?なんで見つめるの(笑)?」
?(笑)。その暗い過去に何があったんだろうということが表現されなければいけないシーンでしたので、聴いている人たちにも伝わるように、頑張って7年前の司を演じてみました。
そこが司の一番の聴きどころなのかなと思います。

ファンの方に一言お願いします
・代永さん

世界観的にはとっても不思議で、あったかい物語です。
複雑な人間関係の中に僕がいきなり入り込んできた…というか、しっちゃかめっちゃかにしていったというか、突然登場して皐月さんの心を奪っていってしまったという(笑)
とっても愛にあふれた作品で、聴いている皆様もどこか心があったかくなる作品だと思うので、楽しく聴いていただけたらいいのなと思っております

・森川さん

やっぱり猫が好きなんですよ。(一同爆笑)僕が言うと嘘っぽく聞こえるけど(笑)
なんていうか……僕の演じた皐月はそういう運命だったんですね。
運命というか必然。
そんな不思議な感じを表現しているこのドラマは、音になっても面白いと思うので是非聴いて下さい。
原作を読んでらっしゃる方はもちろんですが、知らない方も多分聴いたときに原作を読んでみたいなと思うような、何度となく聴いて欲しいドラマです。
是非お庭のある方は猫をおびき寄せてください(笑)

・遊佐さん

とても静かな展開で進んでいくお話ですけど、聴き終わった後はほんのりすると思います。
何故か僕は、スズナの名前をずっと見ていると七草粥を思い出すのですが(笑)。
7年前とか言い出すんで余計に七草粥を思い出して(笑)。
発売は10月ですが、春には七草粥を食べながら聴いて頂きたいな、と。そうするともっとほんのりすると思う(笑)。
今回猫は手に入れたので、次は愛犬を、という話とか、どんどん愛犬Tシャツを作ろうぜ、みたいな話になっていけばいいなと思っております。そういうお葉書を送って頂ければ(笑)
ありがとうございました。

・柿原さん

タイトルが『私と猫と花の庭』で、大変メルヘンチックな作品かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、中を聴いてみるとリアリティがとても話の中に広がっています。
暗い過去と葛藤という、人間くさいところが結構あります。
さらに、皐月を通して芸術的な面も出てくる、大変複雑な話ですね。
でも、温かくなるような物語です。
回想とかでも。
人間くさいっていうのは温かみがあると僕は思うので。ポンポン話が進んでいくのではなくて一つの時間をゆっくり表現していく感じですね。
遊佐さんもおっしゃったとおり、何回も聴いてもらいたい作品です。
皆様、是非是非期待して待っていていただければと思います。

 

今回の作品がBLデビューの代永さん!
とっても緊張していたという代永さんですが、
インタビューからも分かるとおり、 和気藹々とした
雰囲気で収録は進んでいきました。

そんな「私と猫と花の庭」しっとりとした叙情的な
雰囲気あふれる作品となっています。
皆様、お楽しみに!

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